H さん
出身校:大阪府内私立大学 経営科学部 経営学科
学生時代、営業職希望で就職活動をしており、何かに特化した商品を扱う営業よりも、選択肢が幅広く豊富な中で客先に提案出来る営業をしたかったので、商社営業に興味がありました。塗料商社であるアックを見つけ、塗料は様々な場所に使われている商材でこの先も必要とされる物だと思ったため、幅広い経験と知識を得られるのではと思い興味を持ちました。当時は塗料=色のイメージが強かったですが、調べていくと色のみではなく用途によって種類が違う事がわかり、より興味を持ちました。今でも会社の基本方針となっている「提案型営業」スタイルも常に探求心を持って仕事に向き合えると思いアックを選びました。それと、最終面接時の当時の社長、役員の方々の雰囲気も良かったのが今でも印象に残っています。
2022年4月の人事で異動し、現在は愛知県碧南市にある三河営業所にて所長という管理職のポジションで営業所の管理・運営を任されており、自身も客先に対してはプレーヤーとして営業活動をしつつ、営業所のマネージメントも行っています。三河営業所は営業が私を含めて4名、事務員1名、配送担当2名の計7名の体制で、ベテランから中堅、若手と幅広く揃っています。日々の業務を通して彼らをさらに一段上へと引き上げていくことが所長としての仕事の一つだと思っています。ベテラン社員に対しては次期所長候補を見据え管理職の視点を持てるように、中堅社員には部下や後輩を指導する立場となる意識改革を、若手社員には新人から脱却しステップアップできるよう手助けしています。
営業としての魅力は、簡単に言えば提案した物に納得してもらい、購入していただき、売上UPに繋がる喜びです。しかし小さな売上でも、大きな売上でも、購入に至るまで簡単ではありません。お客様からの難しい相談に乗ったり、客先の問題点を先に気付いて、解決出来る商材や方法を提案します。提案をしていく中で、お客様からの信頼を得て、仕事のパートナーとして認めてもらい、日々のやり取りがスムーズになっていく、そして結果として残っていく。このプロセスがとても重要で、上手くいった時に喜べる部分でもあります。アックは塗料のみではなく、その他の商材(副資材など)も扱えるので幅広く提案が出来ます。入社から20年近く経過しますが、自分のどんな提案でも実を結んだ時は今でも嬉しいです。
ありがたいことに、色々な事を積極的に経験させて貰っていますが、今でも印象に残っている仕事は入社時に任された大きな案件です。先輩の異動に伴い入れ替わりで新人として初配属されました。知識もなく、右も左もわからず、勿論営業経験もない中、担当した客先で大きな案件の引き合いがアックに来ました。大きな売上に変わっていく可能性がある案件でしたので、大きな不安もある中、毎日客先と打合せし要望を吸上げ、帰社後社内報告を繰り返しました。その結果、アックからの継続的購入が決まり、その先の大きな売上獲得になりました。自分も獲得に向けて必死に営業活動をしましたが、当時の先輩・上司の様々な面でのバックアップがあったため成功したのだと強く感じた瞬間でもあり、組織と言う物の大事さを勉強しました。
14年程度勤務した弥富営業所からカラーサービス工場に異動した時が苦労しました。永年営業職として仕事をしてきた中、製造現場である工場に工場長として異動になりました。任された最大の任務は、新工場の設立と移転でした。営業と製造では日々の業務が大きく異なり大きく戸惑いましたが、1年目は製造の視点での業務把握と業務内容の整理、所員との関係性の構築に時間を費やし、翌年新工場への移転を実施しました。危険物を扱う施設の為、消防法などの法律との絡みもあり一筋縄では行きませんでしたが何とか移転。移転により製造を止めるわけにはいかなかったので移転後の安定生産を早急に実現させ、生産量のUPが出来る体制を構築しました。客先に迷惑を掛けることなく移転が出来たのは、工場の所員全員が協力し合ったおかげです。社内でも販売と製造をどちらも経験している人間は少ないので、今では自分にとって大きな経験となっています。
丁寧さ・スピード感・メリハリです。客先やメーカーとの打ち合わせでの情報の吸上げは時間をかけてでも丁寧に吸上げ、その後の対応に関してはスピード感をもって動くように常に意識しています。しかし、早い対応をするがために、提供する情報が曖昧であったり、適当な対応になっていては意味がありません。メーカーの担当者や、社内の先輩の動きを見ていて、自分自身が何かをお願いした際に、丁寧且つスピード感がある対応をして貰った時にとても助かった事があり、自身もその様な動きを大切にして客先に応対しようと思い今があります。適格で早い事で、客先の信頼と相談の量も増えて行きました。これは社外のみではなく社内でもいえる事だと思います。メリハリについて、集中する時はグッと集中し、一瞬息を抜く事で頭の切り替えが出来るのでメリハリは大事にしています。
これまで販売と製造と言うアックにある業態のどちらも経験させて貰いました。しかし、所属する営業所が変われば客先の業務内容も大きく変わる事があり、再度営業に戻ったばかりで新たな分野に取り組んでいるのでまずはその分野のレベルを上げて行きたいのが目先の目標です。その先となると会社が新しい何かに取り組む際には関わって行きたいと思います。これまで大きな変化も経験しながら今があり、苦労も大きかったですがそれを乗り切った時のスキルアップは自身の気持ちの充実感にも繋がります。プレーヤーとしてもまだまだ勉強していきたいですが、管理職としてのマネージメント面での視点と行動を強化していきたいと思い日々仕事に従事しています。
妻と二人の子供がいますので、プライベートの時間は家族でゆっくり過ごしています。天候やコンディションが良ければ、波乗りに行きリフレッシュしています。妻・子供含めて家族皆の趣味なので、心から楽しんでいます。その他は、ほとんどが長男のスケートボードに付き合い、成長を感じる事で気分が満たされています。休みの日は美味しい物を食べたり、美味しいお酒を飲んだりとプライベートの時間はやりたい事だらけで時間が足りません。プライベートの時間に関しては、昔先輩に「プライベートを充実させている人は、仕事も充実していく」と言われ、リフレッシュ出来る有効な時間として過ごしています。この言葉は今でも自分の中に強く残っています。
8:30
各所員の大まかな行動予定を確認し、営業所全体の1日の動きを把握。効率よく営業・配送が出来るかを話し合い。自身のスケジュールを確認し、客先での提案内容や納品する商品の準備を行います。
10:00
営業所を出発し、1件目の客先訪問。事前準備をしていた内容を漏れなく出来ているか手帳をチェックしながら実施。事前にわかっている事のみではなく、日々発生する内容があるので、細やかに耳を傾け相談を受ける。
11:00
10時の訪問時は客先の休憩時間と一緒になる事が多いので、一緒に休憩をして雑談をする事もしばしば。客先が変われば、相談事や提案内容も変わるので、その内容に合わせて営業活動。
12:00
その日の行動に合わせて昼休憩。PMからの営業活動に力を蓄えます。PMからの予定が昼一から入っている場合は、休憩後、移動の時間に使います。
16:30
日中は得意先回りをしているため、メーカー来社による打合せは16時以降に行う事が多いです。帰社後は頂いた注文の手配、問合せ内容の調査、届いたFAX・メールの確認と対応を行い、次の日の準備に取り掛かります。
17:15
帰社後は所員からのその日の営業活動での相談ごと、見積価格の相談等、様々な事を話し合います。仕事の事のみではなく、雑談も交えながら1日の終わりを迎えます。
18:00
退勤
自分自身、経験に勝るものはないと思っています。今でも知らない事に関しては、自分で経験した後、いつも思います。しかし、経験するに当たって苦労も伴います。一人で苦労するのではなく、先輩や上司に協力を仰ぎ、巻き込んで経験していけば良いと思います。アックは多岐に渡る経験が出来る会社だと思います。自分の持っている特徴をしっかりPRして、就職活動頑張ってください。
マイナビからの【ENTRY】となります。